【下呂温泉 禅昌寺】令和元年 疲れたこころを 永和開創の精魂に 委ねてみるのも悪くない
龍澤山 禅昌寺 (りょうたくざん ぜんしょうじ)
永和 3年(1377年) 開創
昼間でも しんっ と静まりかえる境内。
幽寂な庭園が、こころ を日々の 雑音 から解放させてくれます。
温泉と共に こころ と からだ を癒すには ちょうど良いところです。
このお寺が開創された 永和 3年(1377年)は、室町幕府 将軍 足利義満 の時代です。 室町幕府が庇護したのが 臨済宗 でした。
金閣寺 や 将軍 義満 との ”とんち問答” がアニメ化された 一休さん こと 一休宗純 和尚 も 臨済宗 でした。(史実では 義満との とんち問答 はなく、江戸時代に作られた説話)
天分 23年(1554年)に 後奈良天皇より 十刹 のご論旨を賜り 勅願所とされます。
十刹(じっさつ) とは、臨済宗 の 寺格付けの1つで、五山、十刹、諸山 の寺格があり、十刹 は、五山 に次ぐ位次となります。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
このお寺の見所は、裏山の大杉を借景とし 幽邃(ゆうすい)の感を深めた 庭園 【萬歳洞】です。
作庭は、金森宗和(1584〜1656)。豊臣秀吉 に仕えた 飛騨守の 宗和 は、茶道宗和流の祖であるとともに 優れた作庭家でした。
客間から望むこの景観は とても こころが落ち着きます。
日本庭園は 昨今、外国情報誌やネットで Japanese gardens として 広く紹介されており、外国の方々にとっても 観るべきもの となっています。
もう1つの見所に、水墨画家 雪舟(1420〜1506)筆の 【八方にらみの達磨】 があります。
雪舟 作品の 国宝 ”四季山水図” に比べると少々 大味な印象ですが、筆致の力強さ 鋭い眼光の表情は、観る人を粛然とし 襟を正す思いにさせます。
※ 庭園 萬歳洞 雪舟の 八方にらみの達磨 は、拝観料 300円(中学生以下無料)で観ることができます。
また、推定樹齢 1300余年 の大杉は 息を呑む 存在感です。
樹高 45m 周囲 12m
遠く平安の昔より世の移り変わりを眺めるその存在は 国の天然記念物に指定されています。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
このお寺は、下呂市街から少し離れたところにあり 周りに何もなく とても静かに ひっそりと佇んでいます。
そのため、こころを落ち着かせ 清めることができそうな 、リセットして自由な気持ちにさせてくれる作用があるように感じます。
平素の疲れを癒すために 下呂温泉と共に訪れてみると良いと感じました。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
こころが癒されると お腹が空きます。
下呂市街にある 飛騨屋の 飛騨ラーメン
と ミルクスタンドの スムージーミルク を紹介します。
▶︎飛騨屋 飛騨ラーメン 700円
牛骨、鶏ガラ、野菜をじっくり煮込んだあっさりスープにちぢれ細麺の 飛騨地方ならではのシンプルなラーメンです。あっさりな見た目のスープは、意外にもコク深く、飲み干したくなる味わいです。
▶︎ミルクスタンド スムージーミルク 450〜520円
地元 下呂牛乳を使ったスムージーです。コーヒー 抹茶 いちご マンゴーなどがあり、メレンゲクッキーのサクサク感との相性がよいです。また、無料の ”もちっとした食感” の 「追いミルク」をトッピングすると さらに濃厚な牛乳の味わいが増します。
” こころ ” も ” からだ ” も ” お腹 ” も 一度に 癒されてみてはどうでしょうか。
以上でございます。