とらべる ふぁみり

【うちの家族旅行 体験記】予算決めからタイムスケジュール、裏技など 少しでもお役に立てて頂けたらと思い、こちらのブログで紹介させて頂きます。

【家族とは】〜うちの家族旅行〜

家族とは。

少し大げさではありますが、家族について今思うことを書きます。

 

家族の定義については、一般的には夫婦とその血縁関係の集団、特に親と子の関係が思い浮かびますが、その家族に対する思いは人それぞれに違いがあり、小さい範囲での文化が存在していると思います。

生まれてきた環境、立場、地域の色、国の色、さまざまな状況から作られる家族の色は、それぞれに異なり無限に存在しています。

同じ家族でも、親と子供の立場で家族のとらえ方が違い、また、年齢を重ねるごとに変わっていく人もいます。

 

そこで、今現在、

あなたの家族とは? と問われると、

私は、客船 (Cruise  ships)と答えます。

家族生活は、客船の航海に例えることができます。

豪華客船や美しい帆船ではなく、私のふねはごくごく普通の小さな客船です。

乗組員(クルー)は、私と妻。

乗客(ゲスト)は、娘2人。

当面の目的地は、娘たちの自立。就職、そして娘たちが自分の客船で出航する港までです。

 

クルーはゲストを目的地まで安全に運ぶ責任があり、その仕事に従事することが今の私の全てであり、家族を持つ意味、意義になります。

クルーの仕事は楽ではない。

海に出た以上、常に船を動かさないといけない。

海の状況、気候などを考慮して針路を計算し決定する必要がある。

時には嵐に遭遇して転覆しそうになったり、機関が不調になる時もあります。

ゲストには毎日食事を用意しないといけない。

長旅にはレクリエーションも必要です。

家族旅行は、その一つ。たまにはどこかの観光地に立ち寄り、停泊したりもする。

航海に出たらクルーに休憩はあるが長期休暇は無く、基本的に毎日仕事です。

ここが重要で、一番痛感しているのは母親ではないでしょうか。3食365日。私は週一のディナーを数年担当しましたが、今は挫折しております。船の中では母親がもっともタフであり、ゲストが一番信頼しています。

 

そう言えば、うちの客船は、2009年のハリケーンに遭遇した時、かなりヤバかった。確か、その時のハリケーンの名前は、リーマンなんとか。

速力がかなり低下し、備蓄燃料も底をつく寸前。停泊地でディナーなんてもってのほか。

ゲストの夏の思い出としておこなったレクリエーションは、近くの公園で開かれていた市主催のイベントに行くこと。芝生にテントはり、持参のお弁当を食べる。そして、各種の無料子供向けイベントに参加。唯一の買い物は、露店の串にさした冷やしきゅうりを2本。

それでもまだ幼かったうちのゲストは、とても喜んでいたことを記憶しています。

実は、旅行の積み立てを始めたのはちょうどその頃。もっと言うと、家計を見直し長期計画を立てたのもその頃からです。動力源の1つを売却(車を売却)足りなくなった分は人力でまかなう(自転車で通勤)などの処置も施しました。

それまでは航海の計画性が、まあ、ずさんと言うか何も考えていなかったと言うか。

その時初めて、私はこの航海を無事に進める義務があると痛感しました。

 

そんな訳で、我が客船のリニューアルプランの1つとして、ゲストへのレクリエーションの為に、毎月 少しづつでも貯金をして、家族旅行をするということを決めました。

当時の貯金額は、

1ヶ月   5,000円 

1年     60,000円   

60,000円の目安は、愉快リゾート 一泊7,800円/1人(当時)の旅行が出来ること。2年貯金すれば、夢の国ディズニーリゾートへ一泊ですが寄港できること。

 

このプランを企画してから、

え!今年もどっかで泊まれるのぉ ⁈  

あともう少しで夢の国〜🎶

って興奮気味に話す娘たちの笑顔が眩しくて眩しくて。

もっと早くから計画的に航海をしていればと後悔しながらも、まだまだこれから! 娘たちをより安全に、楽しく航海をしてもらいたい! と言う決意と意欲が湧いてきました。

 

そんなことを思いながら、私の家族としての思いや行動を航海日誌として残していきたいと思います。